ハノイ文化
なぜ旧暦の1日と15日にお寺へ行くのでしょうか?
ベトナムでは、旧暦は今でも生活の中で大切な役割を持っています。毎月の旧暦1日は、新しい月の始まり。そして旧暦15日は、満月の日です。この二つの日は、「心を清め、新しい気持ちで一か月を過ごすための日」と考えられており、多くの人がお寺を訪れます。
家族の健康、安全、仕事の成功、商売繁盛、学業成就などを祈るだけでなく、今月も無事に過ごせたことへの感謝を伝えるために参拝する人も少なくありません。
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朝早くからお寺へ向かうハノイの人々
旧暦1日や15日の朝になると、ハノイのお寺には早朝から多くの参拝者が訪れます。手には花や果物、お菓子、お線香などのお供え物。
静かに線香を立て、手を合わせ、それぞれの願いや感謝の気持ちを仏様へ届けます。年配の方だけではなく、会社へ向かう前の会社員や学生、若い夫婦など、幅広い世代がお寺へ足を運ぶ姿を見ることができます。
「忙しくても、この日だけは必ずお参りする。」
そんな家庭も珍しくありません。
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お供え物に込められた「真心」
北部ベトナムでは、お寺へ持参するお供え物はとてもシンプルです。
· 花
· 果物
· お茶
· お菓子
· お線香
豪華なものを用意する必要はありません。大切なのは、金額ではなく「真心(まごころ)」です。
また、仏様へのお供えには肉や魚を避け、精進のお供えをすることが一般的です。
「お願い」をするだけではない参拝
日本では神社やお寺で願い事をするイメージがありますが、ベトナムでは少し違った考え方もあります。もちろん、健康や仕事、家族の幸せを願う人は多くいます。
しかし、それ以上に大切にされているのが、「感謝すること」です。
「家族が元気でいてくれたこと」
「今月も平穏に過ごせたこと」
「無事に仕事ができたこと」
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そうした日々の小さな幸せへの感謝を伝えるため、多くの人がお寺へ足を運びます。もしハノイ旅行の日程が旧暦1日や15日に重なったなら、ぜひ朝のお寺を訪れてみてください。観光客向けのイベントでは見ることのできない、ベトナムの人々の日常がそこにはあります。立ちのぼる線香の香り、静かに祈る人々の姿、穏やかな空気に包まれた境内。ぜひ機会があれば、旧暦の1日または15日に、お寺を訪れてみてください。
きっと、ベトナムという国をより深く感じられる特別な時間になるはずです。
インフォメーション
スポット名:ハノイ文化
住所:ハノイ
取材日:2026年07月14
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